「前向きな挑戦を大事に」望月雪美インタビュー

WRITTEN BY

君嶋竜一

ある日の午後、Mewcketオフィスにて自身初のインタビューを行いました。初めてということでちょっと緊張している私、でもなんとかやれる気がします。なぜならお相手は、同じインターン生の望月雪美さん。おっとりした性格と優しい笑顔が特徴の彼女に、お話を伺いました。

 オフィス入り口にて。

——まずは望月さんの簡単なプロフィールをお聞かせください。

山梨県出身で、都留文科大学 文学部 英文学科に所属しています。

——山梨の方って今の時期だとやっぱり寒いんですか?

大学の近くは寒いです、富士山が近いんですよ。

——じゃあ富士登山する機会とかあるんですか?

実は私、山梨県民なのに富士山に登ったこと無いんです。体育の授業の一環で登山をしていた友達はいましたよ。でも私は怖いから行きませんでした。噴火したら嫌なので(笑)。

——確かに噴火は怖いですね(笑)。話は変わりますが、望月さんは座右の銘ってありますか?私、座右の銘を聞くのが好きなんです。

座右の銘というか、昔から親しみのある言葉なんですけど、「日進月歩」って言葉が好きです。小学校の卒表制作で大きい紙に書いたのがきっかけで。1メートル以上の紙に書いて卒業式の日に飾ったんです。そういえばヤンキーは「唯我独尊」とか書いてましたね(笑)。

あと、おばあちゃんによく言われてた「一生懸命」って言葉も心に残ってます。一生懸命出来てるかは不安ですけど。

——大学ではどんなことを学んでいたんですか?

英文学科だったので、英米文学や言語学を学んでいました。でも言語学は苦手だったので、卒論は文学系のものをやる予定です。

——難しそうですね……具体的にはどういう卒論なんですか?

『ナルニア国物語』っていう作品があるんですけど、あれってキリスト教要素を多く含んでるんです。だからキリスト教の子供たちにとっては、教養的でいい物語と捉えられてるんですよ。でも他の宗教下の子供たちはどう捉えられてるんだろうって気になって、それを研究してます。特にユダヤ人の子供が悪者として描かれている場面があって、それを見てユダヤ教の人はマイナスなイメージで捉えないのかな、と疑問に思ったのがきっかけです。日本人は宗教をあまり気にしないんですけどね。

"いつもはおっとりしていますが、研究について熱く語ります。

——ひとえに文学と言っても、宗教学的要素も含まれているんですね。

そうですね。もともと宗教と児童文学に興味があったこともあって、その2つが組み合わさったものを研究することにしました。

——就職活動はどのように進めていましたか?

元々山梨県で図書館司書を目指していたんですけど、落ちちゃいました。他に銀行とかも受けたんですけど、そっちも落ちちゃって。でも他に魅力を感じる職業がなくて「何すれば良いんだろう」って迷ってたときに、たまたまMewcketを見つけました。

——たまたま見つけたMewcketを選んだ理由はなんでしたか?

まずライターの募集ということで気になりました。文章を読むのは前から好きで、日記を書いてたりもしてたんです。だから文章に関わる仕事が気になっていたのかもしれません。あとWantedlyの見出しに「SEO?そんなの知らん!」みたいなことが書いてあって、他の企業と違うところに親近感や興味が湧きました。

——目指していた図書館司書の試験に落ちてしまったとのことでしたが、落ち込んだときにどう気分を上げていますか? 私も就活に失敗している身なので、是非お聞きしたいです。

落ち込んだ気分が戻るまでにはすごく時間がかかりました。最初の1、2週間は自分の好きなことをしていましたね。友達と遊びに行ったり、ゴロゴロしたり。実家に戻っていた時期だったので、試験が終わったあとは地元の友達に会って元気をもらっていました。やっぱり地元の友達には何でも話せるので安心できましたね。

——インターンをするに際してシェアハウスをしているとお聞きしたんですが、環境の変化はどうでしたか?

すごく大変でした。インターンする前は大丈夫だと思ってたんだけど、実際に始めてみると全然慣れなくて。やっぱり言うのとやるのは全然違うなって思いましたね。

——シェアハウスでは何が大変でしたか?

シェアハウスには、入居するときに初めて行ったんです。だから思ってたより綺麗じゃなかったり、住んでる人たちに全然会わなかったり。最初はすごい孤独を感じてました。ホームシックになって泣いたこともありましたね。今では他の人に会う機会も増えたので、話せる人もできました。中には話さない人もいるんですけど、そういう人なんだなってわかったので大丈夫です。

——インターンを始めて変わったことってありますか?

全ての物事について良く考えようって意識が大きくなりましたね。インタビューをするときに相手のことを調べるのもそうですけど、考えて考えて自分にしかできないものを書こうとしないとだめじゃないですか。私の人生で今まで、深く考えるってことをしてこなかったんです。だからそういう脳に切り替えていくのがすごい大変なんですけど、全てに疑問を持って接する姿勢でありたいですね。

——ライターを目指す上で、影響を受けた本はありましたか?

(社長の)小林さんが紹介してくれた、小野美由紀さんの『傷口から人生。』というエッセイは印象に残っています。自分と重なる部分が多くて、読んでてすごい苦しくなるんです。電車で読んでたら、泣きそうになって読めなくなっちゃうくらい。でも読んだあとに絶対ネガティブにならなくて、むしろスッキリするんです。内容的には結構辛いんですけどね。読んで、自分と重ねて、泣いて、を繰り返しているんで、まだ読み終わっていません。そういう本に出会えたのは初めてでした。

——強烈な作品だったんですね。インターンを始めるまでには印象に残った本や作品はありましたか?

感動した、展開がすごい、という面では印象深かった本が2冊ありますね。『ダレン・シャン』って知ってますか?

——わかります!懐かしいですね。

あの本、児童小説っていうくくりに入れてしまうのがもったいないと思うんです。もっと全世界、全世代の人に読んでほしいですね。もう一冊が、『天国からはじまる物語』という本です。中学生の時に読んだんですけど、文章が固くて、難しい漢字も多かったんです。でも最後に謎が解ける感じのストーリーが凄く面白くて。現実とかけ離れているのに、「この世の何処かで起きていることなのかもしれない」と思わせてくれるところが、この2冊に共通しているかもしれません。

——英文学科に所属しているとのことでしたが、英語でのインタビューに挑戦したいという気持ちはありますか?

すごく面白そうだし世界が広がると思うんですけど、あまり英語での会話は得意じゃないんです。軽い挨拶や日常会話程度ならいいんですが、深い話をするとなると英語力が足りていないと思います。英語力を身につけたら、挑戦してみたいです。

——色々とお聞きしてきましたが、自分ではどんな文章を書いていきたいですか?

(社長の)小林さんや(ライター講師の)大原さんが言ってたことになっちゃうんですが、自分の文章を読んで誰かが行動してくれたらすごく嬉しいです。心を動かせるのはもちろん嬉しいんですが、それを行動に移せる文章ってあまりないじゃないですか。だからそういう文章を書きたいし、そういう文章にたくさん出会えたら良いなと思っています。

——Mewcketはエンジニアの転職や求職を扱っていますが、エンジニアにどういう印象を持っていますか?

パソコンをカタカタカタって感じですかね(笑)。パソコンや機械にすごく強いイメージです。あとは最新の技術や情報を手に入れてそうですね。私は昔の情報を扱う勉強をしてきたので。

——そんなエンジニアの人たちをどう支えていきたいですか?

やっぱり自分の文章を読んで動いてくれたら嬉しいので、「この会社面白い」「一緒に働いてみたい」って思えるものを書きたいですね。あとは嘘くさくない文章を心がけたいです。Mewcketは正直さを大事にしていると感じているので。

——確かにそうですね。それでは今後の目標をお聞きしたいのですが、ライターとしての目標・人生の目標をそれぞれお願いします。

ライターとしては、人を動かす文章を書くために、インプット・アウトプットをする時間をしっかりと作っていけたらと思っています。睡眠時間を削って作業することもあるので寝不足にもなりますが、最近はそれがすごく楽しいと感じるから頑張れます。人生の目標は……やっぱり幸せに生きたいです(笑)。長生きはしなくていいので、健康でいたいですね。なんだっけ、すってんころりんみたいな、ぴっころ?

——あれ、なんだっけ。僕も思い出せない……。

ともかくころっと死んじゃうみたいなのが良いです。思い出せないですけど(笑)。なんか死ぬ目標みたいになっちゃいましたね。でもふわふわして生きるより、ちゃんと頭を使って考えて生きていきたいです。

頑張って思い出そうとする望月さん。
インタビューが終わってから思い出しましたが、ピンピンコロリでした。

——最後にMewcketでインターンを考えている人に一言お願いします。

挑戦する心は大事だよ、ってことですかね。それくらいしか私には言えないかもしれません。挑戦するときの恐怖はあると思うんですが、若いうちに暴れておいたほうが良いと思うんです。なんか年寄りみたいな発言ですが(笑)。何かやってみようっていう前向きな挑戦を大事にしてほしいです。

——ありがとうございました!

オフィスの入り口にて、おちゃめに手を振ってくれました。
「この写真使わないでね!」と言っていましたが、最終的にOK出してくれました。

初のインタビュー、無事に終了致しました。おっとりした性格とは対象的に、本について熱く語る姿が印象に残りました。望月さんに出会ってから1ヶ月弱、今まで聞いたことのなかった深い話も聞くことができ、充実した30分になりました。